親から子へ引き継がれる想い 「蜂が愛おしくて」

2020年12月9日クリエイター,出店情報,商品情報,製品に込めた想い,起業体験談はちみつ,女性起業家,起業体験

Bee’s+Science
剣持 真菜美 さん

3人の男の子の子育てをしながら蜂蜜の素晴らしさを広めるべく活動している彼女。お父さんが養蜂をしており、その姿を見て「自分もやりたい」と思うようになったとのこと。お父さんとはぶつかることもあるそうですが、お父さんの養蜂における「こだわり」には学ぶべきことも多いそう。そんな彼女に、「蜂蜜」に携わるようになったきっかけや、今後の目標などについて伺いました。

働き方を考え直すきっかけ

私は元々設計士になりたいと思って大学を出ました。でも、自分には設計士が向いてないなあと在学中に気づいてしまったんです(笑)。卒業後は、アパレル関係、建築関係などの会社で働きました。いくつかの会社で働いてみて気づいたのは、『接客の楽しさ』でした。私に接客業が向いていたなんて、働き出すまでは気づきませんでしたね。
働き方を変えようと思うきっかけになったのは、ある方に言われた言葉です。
「君はこのまま一生、人に雇われる人生でいいのか?」
と。
なんだかその時の私には、この言葉がすごく胸に刺さったんです。それからは、
「私も自分で何かやってみたい」
と思うようになりました。

父が養蜂をやっていて、私もずっと養蜂に興味はあったものの、こだわりが強く厳しい父だったので、一緒にビジネスをするのは難しいと感じていました。でも、私が三男を出産した後、なぜか父がものすごく優しくなったんです。孫の可愛さからか父が年をとって丸くなったからなのかはわかりませんが。
「今だったら、父と一緒に養蜂ができるかもしれない」と思い始めたのはその頃です。
今が自分で何か始めるタイミングなんじゃないかと。

地元のビジネス講座受講で視野が広がった

「自分で何か初めてみたい」と思い始めた時、地元で「わたしたちの月3万円ビジネス(通称:3ビズ)」というビジネス講座が開催されると聞き、受講しました。自分でやりたいことや得意なことを活かして自分らしくビジネスを始めてみようという趣旨の講座だったので、その時の私にぴったりでした。その講座で出会った仲間は今でも繋がっていて、とても大切な存在です。

ブランド名に込めた想い

父の作る蜂蜜は、「福蜜」というブランドで、私の売る蜂蜜は、「Bee’s+Science」というブランド名で分けています。今はまだ養蜂を父から教えてもらっているところで、自分で一から作った蜂蜜はないので、父が作ったこだわりの蜂蜜を、パッケージや販売経路を変えて、父とは違った視点で売っています。今まで大瓶でしか売っていなかったものを小さな小瓶やパウチ製品にして売ることで、若い方や「ちょっと試してみたい」という方にも喜んでいただけるようになりました。
「Bee’s+Science」には、「みつばちが作り出すものは全てが宝物」というキャッチコピーがあります。このテーマのもと、“宝物”を使って、様々な実験を繰り返し、はちみつ以外にも、安心・安全・環境に優しい商品を開発しています。

パウチの生はちみつが大好評です

可能性は無限

みつばちが作り出すものははちみつだけではありません。蜂が巣を作る時に分泌する蝋はミツロウ(蜜蝋)といわれ、リップクリームやハンドクリーム、化粧品の材料にも使われています。保湿効果や柔軟効果は抜群ですよ。
その他にも、皮革や木製品用のワックスや、子供に優しいクレヨン・粘土を作ることもできますし、環境に優しく何度も繰り返し洗って使えるミツロウラップなども作れます。本当に可能性は無限です。これらの商品開発にも今力を入れているところです。

是非味わってもらいたい「生はちみつ」

埼玉県児玉郡神川町はとてものどかで自然豊かなところです。その自然の中で私たちが丁寧に育て採蜜した生蜂蜜の味は格別です。アカシア、ソメイヨシノ、栗など、蜂が蜜を採る植物によっても蜂蜜の味も香りも全然違いますので、自分に合うものを見つけてみてもいいかもしれません。父は、混じりっけなしの「アカシア100%」に強いこだわりを持っていますので、アカシアの蜂蜜がお好きな方には是非一度味わっていただきたいです。

<生はちみつとは>
健康に良いといわれているはちみつ。
スーパーやコンビニで手軽に買うことができますが、市販されているはちみつの多くは、加工されていたり、正しい温度管理がされていないことが多く、本来のはちみつの良さが失われてしまっています。
生はちみつは、加熱処理されていないので、栄養素・ビタミン・酵素・ミネラルなどの体に良い有効成分がそのまま含まれています。さらに、加熱されていないので、花の香りが強く感じられるのが特徴です。

父のように「こだわり」を持つ養蜂家になりたい

父とは性格が合わないとずっと感じていましたが、養蜂を手伝うようになり、自分がどんどん父のようになりつつあると感じています。父の「なんでも自分でやる」、「こだわりのあるものを作る」という精神は、確実に私に受け継がれつつあります。蜂をこよなく愛する父ですが、私も蜂に愛おしさを感じるようになりました。それは、私の子供たちも同じで、うちの子供は蜂を素手で触れるほどです(笑)蜂は愛情を持って丁寧に接すれば、刺してきませんよ。

彼女の子供は蜂を素手で触れるそう。雄蜂は針がないので刺さないとのこと。

これから先、まだまだ父に学ぶことは多いですが、一人前の養蜂家になるのが夢です。
そして、多くの人に「みつばちの作り出すものの素晴らしさ」を伝えていきたいと思っています。

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