次世代のこども達に繋いでいける農業を目指して「忘れられない味をつくる」

2020年12月9日商品情報,生産者,製品に込めた想い,起業体験談ジャム,シロップ,女性起業家,,農家へ転身,農業

LITTLE FARMERS
茂木 弥生 さん

私が茂木さんの作る苺と出会ったのは、あるイベントでのこと。大きくて宝石のように輝く苺は、とても美しくて、一瞬作り物かと間違うほどでした。気さくに「おひとつどうぞ」と言っていただき口に入れた時の美味しさとみずみずしさと言ったら。ちょうどイベントが2月で苺のシーズンだったこともあり、採れたて苺の美味しさに感動したのを覚えています。
イベントの出店者さんたちのブースを一回りしたらまた買いに戻ろうと思っていたものの、戻った時にはすでに時すでに遅し。。。売り切れでした。今年の苺のシーズンは絶対に苺をGETして、うちの娘達にも食べさせてあげたいと今から思っています。

今回は、LITTLE FARMERSの茂木さんに、苺を作るようになったきっかけから商品に込める想いまで、お伺いしてきましたのでご紹介します。

ゼロから始めた手作りの農業

もともとは、着物の染めの仕事をしていましたが、着物文化の衰退や、時代の流れもあって、その仕事をやめて農業に転向しました。夫婦で新規就農を果たしたのは、今から約20年前です。初めは資金もなくて、周りの農家さんに助けていただきながら、ゼロから手作りの農業を始めました。初めの頃は、夏はナスやきゅうり、冬は菌床椎茸を作っていました。しばらくして、同級生のお父さんにご指導いただき苺栽培を始めたんです。壊したビニールハウスを安く譲ってもらって自分たちで建て直して苺作りを始めてから、もう18年ほどがたちます。

土耕栽培、露地栽培を中心に、できるだけ農薬を使わない「減農薬」での栽培を心がけています。孫ができてからはますます、
「赤ちゃんやこども達にも安心して食べさせられる苺や野菜、次世代につないでいける環境にも優しいサステナブルな農業がしたい」
という願いが強くなりました。

「新鮮」というのはそれだけで美味しい

LITTLE FARMERSにはモットーがあります。
「Farm to Home 畑から家庭まで:朝のとれたてをご家庭にお届けいたします」というものです。
「新鮮」というのはそれだけで美味しいのです。一番鮮度の高い作物を買うには、農家から直接買うのが一番です。去年12月、お野菜の自動販売機と、「タイニーハウス」と名付けた手作りの直販所で、野菜やいちごの直販を始めました。このタイニーハウスでの販売のほか、ファーマーズマーケットにも出店するようになり、お客様と直接お話する機会が増えて、毎日楽しいです。

野菜の自動販売機
手作りで建てた直売所「タイニーハウス」

私たちが作る「宝美いちご」

昔ながらの無加温・土耕栽培、暖房器具なしでたくましく育てた苺です。太陽の暖かさだけでゆっくり時間をかけて赤くなった苺は、甘みの中に深いコクがあり、お日様の光に当たると宝石のように美しく輝きます。地元をはじめ、都内や埼玉県南のお客様からもこの苺の味が評判になり、「宝美いちご」という名で販売しています。

宝美いちごのロゴマーク

次世代の子ども達に繋いでいける、優しい農業を目指して

LITTLE FARMERSとは、「小さなお百姓」という意味です。LITTLE FARMERSという響の中には、畑で嬉しそうに泥だらけになって遊ぶ子供たちの姿も想像できませんか?
私たちは、次世代の子供たちに繋いでいける、環境にも人にも優しい持続可能な農業を目指しています。孫が畑で遊ぶ姿や美味しそうに苺を頬張る姿をみると、なおさらその想いは強くなりますね。

宝美いちごの美味しさをもっと広めていきたい

今の悩みは、やりたいことがたくさんあるのに「時間が足りない」ことです。農家の1日はとても忙しいんです。夏は朝早くから畑に行って収穫→タイニーハウスで販売→お昼を食べたら配達→そしてまた畑へ、という感じで休む暇もありません。冬は苺の収穫をしてタイニーハウスで売ったり配達したりするほか、イベントに出店したりもします。
忙しい日々の中ですが、苺を使ったジャムやシロップを始め、様々な加工品の商品開発にも挑戦しています。これから先、もっと様々な方法で「宝美いちご」の美味しさを広めていけたらと思っています。近い将来、キッチンカーで苺スムージーを売ったりもしてみたいですね。

「宝美いちご」を使ったジャムやシロップなどの加工品