自己表現の場としてフリーランスカメラマンを選んだ私「新たなチャレンジを続けて成長する」

2020年12月9日クリエイター,デザイナー,製品に込めた想い,起業体験談

NAZU
Photographer
森下 なつ美 さん

<経歴>

会社員を経てフリーランスの道へ。
ウエディングを中心とした人物撮影歴11年
イタリアハネムーン撮影歴4年

和装フォトのサイト
http://nazuphoto-waso.com

イタリアハネムーンフォトのサイト
https://www.italia-weddingphoto.com

総合サイト
https://www.nazuphoto.com


私となつ美さんが出会ったのは、イタリアでの留学時代。いつもにこやかで話の楽しい女性でした。イタリア留学当初、イタリアでの生活に不慣れで右も左もわからなかった私は、スーパーでの買い物の仕方やバスの乗り方、学校への行き方など、彼女から事細かに教えてもらったのを覚えています。彼女は小柄で可愛らしい外見とは違い、とても行動派。いつも大きなカメラを首に掛けて出掛けていました。そして、彼女は留学を終えて帰国する際に、「もっとイタリアにいたかった!もっと留学期間を長くすればよかった!」としきりに言っていたのを覚えています。イタリアの魅力にどっぷりとはまっていたんでしょうね(笑)。

今回の記事を書くにあたり、改めて彼女のSTORYを取材して感じたのは、
「なつ美さんは仕事も人生も楽しんでる感じだったけど、その裏で色々と模索して努力してたんだなぁ」
ということ。 笑顔に隠された努力や信念、そしてその行動力に感心させられました。
会社員を経てカメラマンの道に進んだなつ美さんのSTORY、是非お読みください。


写真はもともと好きだったの?

高校でデザイン学科を専攻し、大学でもビジュアルデザイン学科を選んだので、私は紙媒体が好きでした。自分の仕事が紙で見られることに「憧れ」みたいなものがあったかもしれません。だから、大学卒業後は写真の世界を希望しました。でも、なかなかいいご縁がなく、ビデオ会社にフリーターからスタートしたんです。

ビデオ会社での会社員時代、どんな仕事をしていたの?

会社員時代は、結婚式のビデオ撮影・編集が中心の仕事をしていました。今では結婚式での定番のようにもなりましたが、エンドロールやオープニング映像を全国に先駆けて広めた会社で働いていました。私の仕事はビデオ統括で、撮影編集の管理をはじめ、実際にたくさんの編集にも携わりました。
会社はかなり自由にやらせてくれて、どんどん自分の考えで仕事を進めて行けるのはとても面白かったです。周りにはフリーランスで働く人も多く、みんなそれぞれの能力を活かして仕事をしていて、刺激を受けたのを覚えています。フリーランスとうい働き方に抵抗が全然なかったのは、そういった環境で働いていたからだと思います。

フリーランスのカメラマンとして活動するまでの経緯は?

結婚を機に会社を退社した時、上司に勧められてフリーランスの道へ進むことになりました。写真については、学生時代に一連の撮影・現像の流れを勉強したことはありましたが、フィルム撮影とデジタル撮影はまた別物なので、実際には仕事を始めてから独学と実戦で習得していった感じです。先輩カメラマンのワークショップに参加して技術を学んだりもしました。

今、ウエディングを中心とした人物撮影を中心に活動していますが、人物や結婚式などの記録写真は、技術や構図以外にコミュニケーション力も必要で、この全てを同時に何気なくできるようになるまでは本当に緊張の連続だったのを思い出します。

ブランド名(活動名)に込めた想いは?

当時、フリーランスになったものの、何をメインに活動するのか決めきれなかった私は、とにかく自己表現の仕事がしたいと思っていたので、自分自身を表す名前ナツミから連想させる「NAZU」としました。
私は当時からイタリアが好きで、屋号を決める時はちょうどイタリア短期留学後でした。イタリア人はナツミの’ツ’の発音が苦手な人が多く、イタリア語ではZが入ると少し強めな印象になりますが、力強く勢いがあっていいかもと思い、「NAZU」に決めました。私の大好きなイタリアを意識した名前です(笑)

今の主な活動を教えて

国内ウエディングや家族写真を中心に撮影しています。昨年(2019年)からは、和装に特化した撮影にも力を入れています。

自宅和装の前撮りの様子

また、並行して2016年からイタリアでのハネムーンフォトの撮影もしています。私が長年イタリアで経験してきた素晴らしい感動は、日本では提供できない事だと思っています。大好きなイタリアでの撮影であれば、自分にしかできないオリジナルな撮影ができると思い、スタートしました。

イタリアが大好きなんですね

そうなんです。2012年頃から毎年イタリアに行っています。イタリアの街を撮影したり、ワインやオリーブなどの生産者の撮影をしたり、人々の暮らしに入り込んだ撮影をしています。イタリアでのハネムーンフォトとは別に、自分の大好きなイタリアの街や人々の生活を伝えたいという思いから、定期的に展示会も行っています。

<過去の展示会>
2015年 セントラルギャラリー(名古屋)「心躍るイタリア展」
2017年 ウエスティン名古屋キャッスル「Venezia展」
2017年 名古屋松坂屋「Citta in Citta展」
2020年 イタリアレストラン、Cuore e Mareにて「イタリア写真販売展」

2015年の名古屋での展示会へ駆けつけた「KIRARIBITO」店主となつ美さん

事業を展開していて、苦労していること(辛い時)や楽しいと感じる時はどんな時?

私はどちらかといえば、ものづくりに没頭したいタイプです。だから営業的なことはとても苦手で。フリーランスになった当初は、お客様とのメールのやりとりも返信メールを作成するのに相当時間がかかってました(苦笑)。
でも、お客様の喜ぶ顔が見たくて、むしろ自分が楽しくなってしまって、気がつけば開業から11年の月日が流れていました。人の喜ぶことや、自分がワクワクすることを真剣に考えるのは、本当に楽しい作業です。

ウェディングフォト、イタリア写真、展示会開催と、いろいろなことにチャレンジしてますね

新たなチャレンジは、自分の成長にも繋がります。度胸試しのような、そんな緊張感も割と楽しめているんだと思います。

座右の銘や今までの人生で心に残った言葉は?

「謙虚さと素直さを持って誠実に行動する」
「自分の心のワクワクの炎を灯し続ける」
友人との会話や読んだ本の影響から、この二つの言葉が思い浮かびます。

ビジネス上、「女性」であることについてどう感じる?

女性であることで、相手は警戒心が和らぐように感じます。その面は女性カメラマンのメリットかもしれません。
特に、結婚式や出産などの撮影では女性の気持ちに寄り添えますし、女性だからこそ、その場を共有できる事もあります。

男性との差はなんといっても「力の差」。写真機材はかなり重いです。カメラマンの仕事はみなさんが思っている以上に体育会系で、ハードな肉体労働は身体への負担も大きいです。私の体のあちこちは長年酷使されてバキバキですよ(笑)。

これからの目標や夢は?

祖父母が貸衣装屋を長年やっていたので、大量のレンタル着物を受け継ぎました。ほとんどが婚礼、成人用です。今後はこの素晴らしいアンティーク着物を、もっと活用した撮影に力を入れていきたいと思っています。

そして、イタリアのネットワークがどんどん広がっていますので、イタリアでの撮影ももっと広げていき、写真展や写真販売、写真を使った商品なども展開していきたいと思っています。

いずれは、日本文化とイタリア文化を橋渡しできるような写真展、フォトツアー、取材撮影なども出来たら面白いだろうなあと、夢は膨らむばかりです!



いかがでしたでしょうか。

自分のオリジナリティーや「好き」を活かし、カメラマンとしてフリーランスの道に進んだなつ美さんのSTORYでした。今後も彼女の活動が楽しみですね。

「KIRARIBITO」内でも彼女の撮影写真商品の取り扱い(イタリア写真販売など)を行っていく予定ですので、楽しみに待っていてくださいね。




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