仕事と家庭の両立って難しい? 「フリーランスデザイナーとして独立起業を選んだ私」

2020年12月9日デザイナー,起業体験談デザイナー,仕事と家庭の両立,女性起業家,起業

すみれデザイン 代表
グラフィックデザイナー
山路 晴巳 さん

山路さんと私の出会い

私が山路さんと出会ったのは2016年、とある創業スクールでした。私はその創業スクールの1期生で、彼女は2期生。その創業スクールは数ヶ月に渡って実施され、毎週土曜日に施設に缶詰めになって創業のノウハウを学ぶというもので、最終スクール日にはビジネスプランをプレゼンして講師陣に手厳しいアドバイスをもらって卒業という、結構緊張感ありありのスクールでした。私は、2期生の最終プレゼンを聞きに行き、確かプレゼンの最終発表者が彼女でした。その時の彼女は緊張しながらも、作りこんだ美しいプレゼン資料と淀みない語り口で、その場の人たちを魅了していました。

そんな彼女と意気投合したのはなぜだったか、今となっては思い出せないのですが、おそらく、会社員を経て起業し子育てと仕事の両立に悩んでいる、そんな境遇が似ていたからかもしれません。

今では、私の起業仲間であり、かけがえのない友人であり、デザインの良き相談相手でもあります。

起業したきっかけ

山路さんは、家電メーカーの社内デザイナーとして勤務した後、フリーランスのデザイナーとして独立しました。
「その頃はけっこう辛かったなあ」と彼女はその当時を振り返ります。
在宅ワークでデザインの仕事と育児の両立を試みたものの、保育所に入れず、思ったように仕事に集中できなかったといいます。そして、そんな中、二人目を妊娠・出産。精神的にもきつくなり、地元である埼玉県本庄市にUターン移住したそうです。

Q:地元にUターンしてどうだった?

「都会での刺激的な生活環境も良かったけれど、子供を持つと、やっぱり地元での育児はいいですね。精神衛生の面でも。実家のすぐ近くに越してきたのですが、親が近くにいると子供の急病時なども仕事に穴を開けることなく、どうにかやりくりできるので本当に感謝しています。そして何より、地元で仕事する母親の姿を子供に見せて、「働くことの楽しさ」を伝えられている実感があります。
男の子2人の育児はそりゃもう大変ですが、育児も仕事も前より楽しめています。地元本庄も、前より好きになりましたよ。好きすぎて、地域活性化やまちづくりの実行委員に入ってしまうほどです(笑)」

本庄市のまちづくりプロジェクト「まちゼミ」の進行を務める山路さん

Q:グラフィックデザイナーの仕事はどう?起業してみて感じたことは?

「独立起業したての頃は、本当に仕事がなくて、『クライアント数:0』の時もありました。でも、『仕事は待ってるだけじゃダメだ』と思い直し、創業スクールで1から起業のノウハウを学び直したんです。デザインができるだけじゃダメで、経営者としての視点がないと成功できないんだとそこで改めて感じました。そこが自分のターニングポイントだったかもしれません。自分の本当にやりたいこと、足りなかった点がクリアになり、『自分から仕事を見つけていこう』という気持ちにシフトしました。そして、友人からの勧めで入った商工会議所青年部での繋がりから少しずつ仕事も頂けるようになり、今では私を指名してくださるクライアントもたくさんできました。」

企業やプロジェクトのロゴを多数手がけています。
チラシデザインもお手の物。
名刺はビジネスに欠かせないその人の”顔”ですよね。パーソナルブランディングして名刺に落とし込みます。

Q:これから先の目標とかありますか?

「ここ数年、たくさんのクライアントと仕事をしてきて気づいたことがあります。私は、『誰かのサポートができることが幸せ』なんだなあと。地元の企業や経営者の皆さんを、これからもデザインの面からサポートし続けていきたいと思っています。デザインを見直すことで、会社の信頼性UPや売上向上につながるケースも多々あるんですよ。デザインの力やその価値を、多くの人に訴求していきたいですね。」

デザインに対しても自分自身にもストイックな彼女

「デザインで地元を元気にしたい」と熱く語る山路さん。彼女に頼んであがってくるデザインは、とても長い時間をかけて練られたのがわかります。クライアントの意図や想いを理解し、デザインコンセプトを作りあげ、洗練されたデザインに落とし込む、どんな小さな仕事であってもちゃんとそのステップを踏むのですから、素晴らしいですよね。

子供達と愛車にまたがる山路さん

彼女は一見儚げにも見える細身の女性ですが、外見とは裏腹にアウトドア好きな一面もあります。週1回ジムでのボクササイズでストレスを発散してる運動好き女子で、「体を動かさないと体調悪くなる」のだそうです。

そんな年齢不詳でストイックな美魔女山路さんのデザインを街のどこかで見かけたら、是非コメントくださいね。

ちなみに、この「KIRARIBITO」のロゴマークは彼女の作品です!

(「KIRARIBITO」のマークに込められた想いは、こちらから)